
2階が暑くて階段を上がるとモワッと暑さを感じる……。そんな経験はありませんか。
快適空間研究所が実施した調査結果より、夏の住まいの暑さへの満足度や不満などの本音を探ります。
住まいの中に「温度差があること」が不満の理由に
住まいの温熱環境に満足している人の満足理由としては、夏季は「風通しがよい」、続いて「冷暖房の効きが良い」となっています。
一方、不満の理由は、「冷房しないと暑い」が高く、「1・2階の温度差」「冷房部屋との温度差」、が続いています。暑いこと、および、住まいの中での温度差を、不満の理由に挙げる人が多いということがわかりました。
夏の不満のワースト1は、「台所」
住まいの温熱環境の満足度について場所別にみてみると、夏に不満度の高いスペースは「台所」と「トイレ」。「台所」は調理の際に暑くなるから不満が多いのだと推察されます。トイレは一般的に冷房はつけていないので、とても暑くなっており不満を感じていると伺えます。
夏、半数近くの人が「使いたくない部屋」がある!?
暑くて使えない、使いたくない部屋やスペースがあるか聞いたところ、夏季暑くて使いたくないスペースがある人は45.4%と、半数近くにも上ることがわかりました。使いたくない部屋・スペースの回答としては、「寝室」が最も高くなっていました。寝室は2階にあることが多く、一般的に日中は冷房をつけていないので、暑くなってしまっている、ということだと推察できます。
夏の暑さに家が対応しきれていない
今回の結果より、夏、家の中の暑さ、家の中で温度差があることが不満になっており、寝室、トイレで不満が高くなっていることがわかりました。
これらは、住まいの温熱性能をしっかりと高める家づくりをすることで解決することができます。夏涼しくあたたかい住まいの作り方については、こちらをご覧ください。
▼温熱環境が優れた住まいの詳細についてはこちら
家づくり知識
参考:旭化成建材 快適空間研究所「第2回 住まいの温熱環境の実態と満足度調査」