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温熱性能が高い住まいでの、夏の暮らしとは?

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温熱性能が高い住まいでの、夏の暮らしとは?

高断熱・高気密の温熱環境にすぐれた住宅では、夏どのように過ごすことができるでしょうか。

快適空間研究所が生活者に対して行った調査結果より、一般の方々が「温熱性能がすぐれた住宅」での夏の暮らしに対してどのようなイメージを持っているのか、また自宅の温熱性能別(*1)にご自身の家事行動や睡眠についてどのように感じているのか、ご紹介いたします。

1.生き生きと暮らせる

女性の多くの方が、「夏涼しい住まい」 について、「活動的になる」「生き生きと暮らせる」とイメージしており、住まいの温熱環境が気持ちや行動と大きく関係していることがわかります。

旭化成建材(株)快適空間研究所 住まいの温熱環境の実態と満足度調査 (2017年9月 女性587名 26都道府県 戸建住宅居住者)の結果より

2.健康的で体調が良い

温熱環境のいい住まいについて、「健康的に体調がよく過ごせる」「家のどの場所にいても快適に過ごせる」だろうとイメージしている方が多く、また、暑さ 寒さのストレスからの解放や、夏・冬とも熟睡できると感じている人も4割を超えています。

旭化成建材(株)快適空間研究所 住まいの温熱環境の実態と満足度調査 (2017年9月 女性587名 26都道府県 戸建住宅居住者)の結果より

3.家事が億劫でなくなるとイメージ

温熱環境のいい住まいについて、「掃除や料理をするのが億劫でなくなる」と共に「家事を好きな時間にできる」だろうとイメージしている方が多いことから、温熱環境がすぐれた住まいは、忙しい女性の家事や時間の有効活用に貢献していると推察されます。

旭化成建材(株)快適空間研究所 住まいの温熱環境の実態と満足度調査 (2017年9月 女性587名 26都道府県 戸建住宅居住者)の結果より

4.料理・掃除が億劫に感じない

次に、実際に住んでいる住まいの温熱性能別(*1)にみてみると、温熱性能の良い住まいに住んでいる人ほど、「家の中が暑くて 料理をするのが億劫に感じる」「家の中が暑くて掃除をするのが億劫に感じる」比率が低くなっています。温熱環境がすぐれた住まいは、料理や掃除などの家事行動の負担を減らしている様子がうかがえます。

旭化成建材(株)快適空間研究所 住まいの温熱環境の実態と満足度調査 (2017年9月 男女917名 26都道府県 戸建住宅居住者)の結果より

5.よく眠れている

睡眠についてみてみると、温熱性能の良い住まいに住んでいる人ほど、「寝苦しい時が多い」比率が低くなっています。温熱環境がすぐれた住まいは、睡眠の質にも良い影響を与えることが推察されます。

旭化成建材(株)快適空間研究所 住まいの温熱環境の実態と満足度調査 (2017年9月 男女917名 26都道府県 戸建住宅居住者)の結果より

以上、温熱性能がすぐれた住宅について、「生き生きと暮らせる」「健康的で体調がよく過ごせる」「家事が億劫でなくなる」等、前向きなよいイメージを持っているということがわかりました。また、温熱性能のいい住まいに住んでいる人ほど、「料理・掃除が億劫に感じない」「よく眠れる」割合も高くなっていることがわかりました。

夏、住まいで快適に過ごすためにも、温熱性能は大事な要素です。これから住まいづくりを検討される方は、是非、住まいの温熱性能についてじっくりと調べてみてください。

▼温熱環境が優れた住まいの詳細についてはこちら
家づくり知識

*1 住まいの温熱性能別:住まいのあたたかさや涼しさに影響を与える性能のことで、断熱・気密・換気・日射取得遮蔽・通風・温度湿度調整等の要素によって決まる性能。アンケートで住宅の断熱性能を回答してもらうのは難しいため、本調査では、住まいの温熱性能別の比較をするために、窓ガラスの種類について選択してもらい、その結果を分類し解析しています。
温熱性能「低」:シングルガラス、温熱性能「中」:ペアガラス、温熱性能「高」:Low-Eペアガラスまたはトリプルガラスと回答した人。
なお、この分類は、実際の住宅全体の断熱性能と高い相関があることが確認されています。

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