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在宅勤務の家族関係への影響は?30代、小さな子を子育て中の人ほど家族関係が良くなっている

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在宅勤務の家族関係への影響は?30代、小さな子を子育て中の人ほど家族関係が良くなっている

コロナ禍に急速に広がった在宅勤務/リモートワーク。住まいで過ごす時間が増えたことで、家族と一緒に過ごす時間も増えた方も多いと思います。

快適空間研究所では、共働き夫婦で、1回目の緊急事態宣言が解除された2020年6月以降も在宅勤務を経験したことがある人を対象に、調査を実施しました。今回は、家族関係の変化についてご紹介します。

家族との過ごし方に満足している方は5割以上!

まず、共働き夫婦で、在宅勤務を経験している方の自宅で過ごす際の家族関係に関する項目の満足度をみてみましょう。「家族と一緒に食事ができる回数」「家族と一緒に食事をする際の雰囲気」「家族と一緒に過ごす時間」「家族とのコミュニケーション」「家族との関係」は、いずれも満足(大変満足+満足)が5割以上と高くなっています。「どちらかといえば満足」まで含めると、90%以上の人が、家族との過ごし方に満足していることがわかりました。多くの人が、家族との過ごし方に満足をしている傾向にあるようですね!

自宅で過ごす際の、家族との過ごし方についての満足度

「家族と一緒に食事ができる回数」「家族と一緒に過ごす時間」について、5割以上が良くなったと回答

次に、新型コロナウイルス感染拡大前と比較した家族関係の変化について聞いてみました。「家族と一緒に食事ができる回数」「家族と一緒に過ごす時間」については、5割以上が「良くなった」(かなり良くなった+良くなった+まぁ良くなった)と回答しています。

新型コロナウイルス流行前と比較した、家族関係の変化 良くなった(かなり良くなった+良くなった+まぁ良くなった)割合

性別や年代によって違いはあるのでしょうか?男女年代別でみると、全ての項目で男女ともに30代ほど「良くなった」と回答している割合が高くなっており、特に食事の回数と家族と一緒に過ごす時間については、30代の女性が良くなったと回答している割合が高くなっています。在宅勤務により在宅時間が増え、家族と一緒に過ごす時間が増えたことにより、家族関係についても良くなったと感じている方が多いようですね。

新型コロナウイルス流行前と比較した、家族関係の変化 良くなった(かなり良くなった+良くなった+まぁ良くなった)割合【男女年代別】

さらに、お子さんの年齢による違いをみてみましょう。上のお子さんの年齢が小さい人ほど、「良くなった」と回答している人が多くなっています。

共働き夫婦で小さなお子さんがいる方は、仕事、家事、子育てで、毎日時間に追われる日々だと思います。通勤時間がなくなったことなどの在宅勤務のメリットを享受し、今までよりも時間のゆとりができて暮らしの質が向上し、家族関係も良くなったと感じているのではないかと推察されます。

新型コロナウイルス流行前と比較した、家族関係の変化 良くなった(かなり良くなった+良くなった+まぁ良くなった)割合 【長子年齢別】

在宅勤務をしている方々は、通勤時間がなくなったり、自由に使える時間が増えたりしたというメリットを、家族との良好な関係のために上手く活かしている人が多いようですね。

参考:「“共働き夫婦 在宅勤務経験者”の住まいと暮らしの意識・実態」調査結果について

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